前にも書きましたが、PRONT SOCCORSOとは
こんな所 なので嫌な予感が・・・・・。
しかもパレルモ・・・。
待っても待っても順番がやって来ません。
救急隊員の方が気を利かせて順番を早くしてくれましたが
それでも1時間以上は待ちました。
診察室に入り、状況を説明すると
先生も看護士さんも「引ったくり」は日常茶飯事で慣れた様子。
骨には異常はない様だが、念のためレントゲンを撮ることに、
「では、ちょっと
バスに乗ってレントゲン部門へ行って下さい。」と言われ
何!よその病院に行くわけ!!と思っていたら
バスとは
救急車の事で、
その病院では、別棟のレントゲン部門へ患者を運搬しているのでした。
撮影が終わり、待合室で待っても待っても写真が出来上がってこない。
そのうち待合室には次々と撮影を終えた患者がやって来て
あっという間に何杯に。
横に居たおじさんは足が像の足のように腫れ上がってる。
小指を骨折したらしい。
女医さんがやって来て
「ホント! 折れてる。完璧に折れてる。」と言って出て行ったきり
何の処置もなし。
向かいの男性はお腹を押さえて歩くのもやっと。
うんうん唸って、額には脂汗が滲んでいてとても苦しそう。
腎臓結石だそう。
腕に点滴をしていて、チューブには血液が逆流している。
それを見た母が「落ちるのが早すぎる。」
「初めからこんなに早かったか聞きなさい」と言うので聞いてみたら
「違う」との返事。
母は立ち上がり点滴の速度を調整し、
「腕を曲げると血液が逆流するから曲げないように言いなさい!」と私に指示。
母は昔看護士をやっていた。それを言うと
「すみません。私の点滴は大丈夫でしょうか?」 と不安に思っていたのか
次々に声がかかった。
日本では、まめに看護士さんが様子を見に来てくれるがそんなことはいっさいナシ!
母は「あんなに苦しそうにしてるのを放って置くなんて!」と怒っていた。
やっと写真が出来上がり、それを持って今度は整形外科へ。
ここでも「打撲だけで骨には異常なし」との診断。
そしてまたまたバスに乗って最初の診察室へ。
ここまでで、すでに4時間は経過。
今まで当たったイタリアの医者は日本の医者のようにテキパキしていない。
この先生に任せて大丈夫?と非常に不安になる。
そして、今回の先生は話し好き。
日本は交通費が高いって本当か? とか、
日本の医者の給料はどのくらいか? とか、
どうでもいいような事を聞いてくる。
それに周りの看護士も話に乗ってきて
京都ってどんな町?とか
話がどんどん膨らんでいく。
もう、街角やバールでたむろしているオヤジと一緒。
診察に掛かった時間は15分程度で後は世間話。
外には待ってる患者が沢山いるというのに信じられない。
こんなに無駄話が多いから、
仕事が捌けない=患者は待たされる。わけです。
長い無駄話も終わり外はもう真っ暗。
帰りが大変だろうと先生がタクシーを呼んでくれた。
しかし、そのタクシー運転手が曲者。
病院の前でバックで方向転換する時に、後ろの車に思いっきりぶっつけ、
ぶつけられた車の運転手が文句を言うと、
降りて行って「後ろに居るお前が悪いんだ!バカヤロ〜!」と怒鳴るし
運転は荒いし・・・。
もう、ホテルに着いてやっとホットしました。
この事件で母と叔母はイタリアの暗黒面を垣間見ることになり、
それまでのイタリアのイメージが大きく変わってしまったようです。
※パレルモへ出かける予定の皆さん!
治安は良くありませんから十分注意して下さい。
特に、旧市街地の市場周辺は要注意です。
バックはコートやジャケットの下に隠しておいた方が無難です。
必要がなければパスポート、カードはホテルのセーフティボックスに
預けておきましょう。
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