
昨夜、テレビで「シンドラーのリスト」をやっていた。
普通、イタリアのテレビでは劇場と一緒で途中で一度休憩が入って
ニュースやCMが流れるのだけど、
3時間を越す長編だからなのか
昨日はそれが一切なしのノンストップ放送。
長かった・・・重い。
そして切ない。
冒頭と最後だけがカラーであとはモノクロの映像。
途中、ゲットーの中を一人で逃げる少女の赤いコートの色と
安息日に祈りを捧げるシーンで登場するロウソクの炎だけにカラーが使われている。
アウシュヴィッツの収容所で黙々と煙を上げている不気味な煙突を写したシーンなんか
モノクロの映像とバックに流れるバイオリンの音色とが重なって
余計に心に響いてくるものがあるように思う。
人間を間違った方向に導いてしまうリアルな戦争の恐怖が伝わってくる。
やがて戦争が終わり、シンドラーに命を救われたユダヤ人達が
戦犯とし身を追われる事になったシンドラーのために金歯を加工して
「一人の命を救うものは、全ての命を救う」というユダヤの言葉が刻まれた指輪を作る。
その指を受け取ったシンドラーが、
「あの車を売っていれば、このバッチを売っていればもっと多くの命を救えたのに・・・。」と
泣き崩れるシーンで涙、涙。
そして、ラストで出演者とシンドラーに命を救われたユダヤ人とその子孫が
彼のお墓の上に1つ1つ石を置いていくシーンでまた 涙、涙・・・。
この映画、公開当時(10年以上前)に劇場で見たけれど
こうやって改めて見るとすばらしい作品です。
助演のベン・キングスレーがユダヤ人会計士を淡々と演じてるのがまたいい。